いちろーさんのセミナーで凹んでたボクは、悶々と過ごしている中で衝撃的な光景を目にすることになる。
今の師匠の施術だ。
ボクの師匠、葛巻孝旭。
時系列的にちょっと戻りますが、まずは出会いを書きたいと思う。
あるお誘いが来た。ココプラを通じて知り合って仲良くして頂いている、超敏腕保育士の大下ゆりこさんからだ。
「運動講座をやるから、ご夫婦で一緒に参加しない?」
運動不足ぎみだったとはいえ、身体を動かすことは好きだったボクは、お嫁さんと一緒に参加することにした。
タイトルは「ラブフェロモン養成講座」
くっそ怪しい。これ以上なく怪しい。大下さんの紹介じゃなかったら、絶対行かない。
大下さんだまされてないか?不安と共に会場である大下さんの自宅へ向かった。
そこで彼と出会う。第一印象は、「何このヒョロガリ。全然運動してそうに見えないんですけど。ってか、見た目ヲタじゃん。」だった。(スンマセン)
ボクの人を見る目はある意味確か(ホンマモンのヲタクでした)だなぁ。と今でも思うw
そして自己紹介のとき、彼に最初の興味を抱くことになる。
「武術をベースにした云々・・・」
武術!?マジか!?面白そう!
現金なもんである。
そして講座が始まり、参加者は当時のボクよりちょっとだけお姉さま方と、お嫁さん。体力勝負では負けるわけが無いと思っていた。お嫁さんの前で良いカッコしたかった。
だがそれはとてつもない勘違いだった。
最初の準備運動ですでに付いていけなかった。
*足指ニギニギでは3回目で足が攣った。
*全力のウソでは女性に簡単に押し負けた。
*なじみではお嫁さんに簡単に追いつかれ、置いていかれた。
仕上げの馬歩(ジャッキーチェンが酔拳でやってた空気イスみたいなやつ、線香とお茶碗は無しでしたが。)では立っていられず転がった。
5分目標でボクの記録は18秒だった。
肉はあった。単純な力もあった。だけど、身体の遣い方が全く出来ていなかった。
ジムに行って筋トレじみたこともやっていた。仕事が終わった後、テニスをしていた時期もあった。
それが全く通用しなかった。
悔しかった。
こんな講座したところで意味無いじゃん。全然思ってた運動と違うし。と悔し紛れ一杯だった。
そして講座が終わった後、今思えば自殺行為としか言いようがない提案をする。
(*固有名詞について詳しくは僕までお尋ね下さい。)
第五話に続きます